ものづくりを考える上で、「人に役立つ」という観点を身につけるのと、そうでない事では、出来上がりに大きな相違が生まれてくるのです。

「地図作成」を行う上で、「人に役立つ」という観点から、どのようなレイアウトが望ましいのであろうかと考えると、地図上の「文字」や「絵」が、受けてのゴール(目的地)に、きちんと辿りつくような作成意識が必要なのです。

情報の送り手側は、受け手が、きちんとその目的に辿りつけるような、誘導を行う必要があるのです。

その誘導は、地図作成のデザインの中では、「レイアウト」とも呼ばれています。「地図作成」の場合、レイアウトは上手な地図だと、評価される事は、導きが上手い地図であるという評価につながります。

「地図作成」に限らず、「メディア」とは、そのような性質をもった媒体である事から、「マスメディア」(大衆媒体)が、公で間違った導きや誘導を行う事は、社会にとって重大な危険性を生み出す可能性を秘めているのです。

たかが「地図作成」ではありますが、紀元前の人々が洞窟に残した壁画は、人類が生命を存続させる為の、重要な地図などが描かれていたと考えている人々もいます。

例えば、狩りをする人々の集団が、遠征に向かった際、道に迷う事で命を落とす事も考えられます。

無駄な命を落さぬよう、迷子になりそうなポイントの洞窟に、この先、家族が待ちわびる住居までの地図を残したのではないかと推測できるような壁画などもあるようなのです。

人々が「文字」や「絵」を残すという事は、何かしらのメッセージを送っている事がほとんどです。

皆さんも、パソコンで簡単に作成できる「地図作成」に、きちんとした「意志」と「目的」がある事を忘れずに挑戦してみて下さい。

   

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