「ロードマップ」に馴染みがない人も、工事現場や改装中のマンションなどの掲示板に、張られている作業工程表が、「ロードマップ」になります。単なる「行程表」です。
「ロードマップ」と呼ぶと、地図作成のような地図を思い浮かべますが、まさに作業工程上の地図のように、「ロードマップ」は、表記された時系列を追っていくと、この時点では、このあたりの作業まで進行している予定であるという「全体像」と「各セクション」の細かな作業が一目瞭然で分かる優れものであります。
ゴールという登山山頂に向けて、ペース配分や、次の作業への事前準備体制などの指示を出すには、「ロードマップ」の活用が有効であると思います。
一部のキャリアやビジネスパーソンの間で、手帳の活用が叫ばれていますが、夢を実現する為の「ロードマップ」を描く事が、日々の活動が、より夢を叶える行動となると「ロードマップ」を作成する為のセミナーなども人気であるようです。たしかに、自分の人生のスケジュール管理や、作業指示をより、簡単に見易く手元においておく事は、モチベーションにもつながり、夢実現への第一歩につながりそうです。
別段、何もすることがない時は、とにかく手帳を広げろと部下に、毎日のように朝礼で一言述べる課長が、以前の部署にいました。彼の云わんとしていた事が、ようやく繋がった気がします。ただ漠然と夢を掲げるだけでは、夢への実現には、遠回りしてしまうかもしれない。
常に、自分がどこにいるのかを把握する為の、現時点を把握する為の人生における地図作成が「ロードマップ」と呼べるのかもしれません。
