記号の任意性

そのほか地図に使われている記号の任意性。と言っても既に決められた記号もあり、そのような記号は勝手に他の解釈はできませんが、そうでなければ極端な言い方をすれば自由自在に、使用目的に合わせ作成側で決めることも可能です。先のビジュアル性に付随するものとして位置の相対関係。また、作り手側で自由自在に情報の記号化が可能ということは、逆に記号が表す意味を知らないと情報として全く意味をなさなくなってしまいます。そして一番の特徴ともいえるものが、地図のもつ総合性。地図上に記載された情報を応用することで読み手はいろいろな情報を得ることができるという事。例えば、A地点からB地点へ移動しようとするとき、車や公共交通機関では遠回りとなってしまうところを歩いて行けが早く行ける、と気づかせてくれるのもその一例かもしれません。

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