地図と印刷

普段何気なく使っている地図。今や、スマートフォンにインストールされている地図アプリを使うことがほとんどですが、昔は、もちろん、紙によって表現されていました。地図が初めて印刷されたのは、いつのころなのでしょうか。

初めて印刷された日本地図は、中世の頃、拾芥抄という出版物の中に描かれている、行基図であるとされています。当時は測量技術もそこまで正確ではなかったため、全体的に荒い、アバウトな形になっています。

そこから、石川流宣という絵師が、デザイン性に優れた地図を描きました。必要な情報を必要なだけ載せた地図は、洗練されています。また、長久保赤水は、正確な地図を描きました。

それから、かの有名な伊能忠敬が、非常に正確な測量をし、非常に正確な日本地図を描きました。今見ても、ほとんど狂いはないと言われています。

そのような努力の末に、今の地図があるのです。

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