等値線図と呼ばれる手法

「等値線図」と呼ばれる方法を採用するにあたって留意する点として、データ傾向に規則的な頻出度がみられる場合に有効とされています。逆にデータ傾向に不規則性があり頻出度に偏りがみられる場合には、「幾何級数」を使用した分級法が有効と言われています。これはデータが集中しているところがデータの特質をよく示すという基本的な考えに基づき、集中しているところは細かく、そうでないところは粗く間隔をとる不等間隔となる方法の一つです。例えば、底数を3とする指数関数を使って間隔が減少していく場合であれば、間隔は81,27,9,3となり、クラスと境界値は1~81、82~108、109~117、118~120と分けていくことになります。

地図上での凡例の記載

また、地図上で量的なデータを分類して色分けしている場合の各色の内訳を凡例として記載したい場合を考えてみましょう。数種類ある色分けを長方形で示し並べていく場合、縦に並べていくのが一般的なようですが、横並びでも見やすければ問題ないと思われます。ただこの時の留意点として、それぞれの分類した数値の書き方です。

上下限値のどちらかを使う場合はそれがどちらか明確になるよう記載位置(下限値を使う場合は縦並びでは下方に)に気を付けることと、幅をもって記載する場合は同じ数字がダブって記載されないよう(例えば 1~10、10~20などではなく、1~9.9、10~19.9など)とした方が好ましいと考えられます。また長方形ではなく円で量的な凡例を盛り込むときは、ある一点を接する半径の異なる円で記載すると言った工夫も可能です。いずれにしても読み手を考えた記載となるよう留意するが大切であることに変わりはありません。

GNSSでの位置情報精度は数cm~数mm

地図の作成にいろいろな手順を経て行われているか知るのは、洋の東西を問わず時代の流れを超えた興味あるテーマと言っていいのかもしれません。特に現代行われている各種測量、測位システムの実態を垣間見るだけでも十分その興味を満足させてくれるのではないでしょうか。

現在行われている人工衛星などを使用したGPS(アメリカの全地球測位システムを指しますが、現在では主な主要国のシステムも含めた「GNSS(全地球航法衛星システム)が一般的)で代表されるような測位システムの基本は、人工衛星などから発せられた電波を地上で受信した時の時間差でその位置情報を知るもの、と簡単には言えるでしょう。

実際には発信元は、複数の人工衛星はじめ電波星と呼ばれるもの等が使われています。また、実際の観測にあたっては、どの人工衛星を使用するか、気象条件はどうか、軌道はどうか、というようないろいろな条件を検討したうえで選定が行われ実施されていると言われています。

さらにその電波を受信する受信点もできるだけ気象条件等影響の少ない場所が選ばれ、専用施設を建設して定期的に行われています。さらにこれら固定局のみならず、移動局も駆使して精度向上に努めているとのこと。

このような試行錯誤の努力もあり、現在では数センチから数ミリというオーダーでの精度が達成されていると報告されています。

大江戸地図作成見聞

江戸時代に誕生した「浮世絵」の中には、江戸の人々の暮らしぶりが色濃く残されています。

大江戸地図作成として、江戸の町中の「両国」を少しばかり追ってみたいと思います。江戸時代の「両国」は、浅草と並ぶほどの賑わいをみせていたと考えられています。

「両国」の名は、「武蔵」と「下総」の国を結ぶ役割から名づけられたと言われています。
「武蔵の国」・・・現代の東京・神奈川県・埼玉県などを含む敷地
「下総の国」・・・現在の千葉県・茨城県を含む敷地
その頃の「両国」は、「盛り場」とされ、いつも人が行き交うような賑やかな場所でありました。

大江戸地図作成としては、「盛り場」とは、飲食店や娯楽施設、商業施設などが立ち並ぶイメージの環境です。現代の両国も人が行き交うような街並みではありますが、当時の「両国」は、江戸の中でも1番、2番を争う賑わいをみせていたそうです。

GISでできること

GISは、さまざまな空間データをレイヤーと呼ばれる一つ一つのファイルに分けて記録・管理し必要なデータだけを抜き出し重ね合わせたりすることができます。このようなGISの特徴を生かし、パソコン上で次のような加工・分析・表示等を行うことができます。


○目的に合った地図の作成
様々な空間データの中から必要とするデータを取り出して重ね合わせ、さまざまな目的に応じた地図を簡単に作ることが可能です。さらに、その地図を用途に応じた縮尺で表示したり、印刷することが可能です。
○最短経路の検索・表示
 道路や水路といったネットワーク化された空間データを使用することで、任意の地点間の最短経路や効率的な経路を、その時点の交通情報も計算に入れて検索・表示できます。この機能は、実際にカーナビゲーションシステムに応用され、災害時の最適な避難経路の選択や緊急車両の誘導など非常時にも極めて有効であるといえます。

茶畑などの記号

畑には地図記号が定められていますが、畑であっても茶畑である場合は地図記号が変わってきます。

茶畑の地図記号は、三つの点がピラミッドのように配置されたマークが並んでいるパターンになります。

これは、茶の木になる実というものが丸い形をしていることから生まれたマークであるようです。

お茶の名産地である静岡県の地図には、この茶畑のパターンが多く見られるようです。

果樹園の地図記号は、丸い形の上にちょこんと線が生えたようなマークが並んでいるパターンになります。

リンゴの形がモチーフであるようですが、ぶどう等の果樹園も同じマークで描かれるようです。

林にも地図記号がありますが、例えば竹林であるか針葉樹林であるか、どんな種類の林であるかによって地図記号が変わってきます。

基本的に林の地図記号は、その植物自体がモチーフになっている場合が多いようです。

また、荒れ地にも地図記号があります。

現在使われていない空き地や、砂利しかない空間には、三本線の荒れ地の記号が使われるようです。

面記号と名目尺度

名目尺度であれば、面記号表現は簡単です。何故なら、全ての模様を使うことができるからです。ただの情報伝達手段であると割り切ることができれば、模様は好きに選べばよく、内容との相応を意識する必要もありません。しかし修辞に関心のある人は、内容に相応しい模様を選びたくなることでしょう。内容と模様との関係性も、一種の文法と考えることができます。いきなり自分の感性で選ぶのは難しいでしょうから、先ずは慣例を学ぶのがよいでしょう。例えば土地利用図について言えば、一般図の図式を援用することは決して珍しくありません。畑や草地、樹林等は、一般図でもよく見られるものが使われていたりします。地形分類図を見ると、一般図の山麓緩斜面の記号が使われていることも分かります。地質図では、砂礫、花崗岩、玄武岩等に、援用が見られます。もちろん慣例は慣例ですから、絶対にこの通りの記号を充てなければならないというものではありません。凡例で示す限りにおいて、自由に定義することができます。時には画一的に当てはめることで他の記号と干渉し合い、失敗することさえあります。
 主題図においては、この「定義の自由」は一貫しています。ですから地図作成者の感性が入り込む余地が大きいのです。ただ、実際に作成してみると、定義の難しさに気付かされることになります。例えば区画を分けるといった単純な名目尺度の表現に際して、模様を定義するのは至難の業です。内容において「重要な区画」のような特徴があれば、それを濃淡で評点することが可能ですが、そうした特徴が何もない場合、濃淡や方向をどう定めるかにおいて、経験を要するのです。

地図表現

“世の中には様々な学問が存在していますが、実は地図学と呼ばれる分野も存在しています。地図学では、地理的な認識、思考プロセスについて、その表現手段が問題とされることもあります。換言すれば、地図の記録方法、伝達方法と言えるでしょう。一般的には、文章、数字や表、図解、地図、画像等が代表例とされます。文章や統計表、グラフ等に関してはここで説明するまでもないでしょう。「図解」とは聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、各種模式図、断面図等が示されれば、見覚えがあることに気付くはずです。写真に関しても分からない人はいないでしょう。
 例えば学校で用いる教科書を開いてみてください。上述したような表現手段がふんだんに用いられているはずです。これらの表現手段は単純な記録手段と捉えられることも多いのですが、実はそのような価値の低いものではありません。文章一つとっても、自分の目や耳で捉えた情報を言葉にするプロセスで、必ず考えが深まったり、新奇な着想に至ったりするものです。文章だけではありません。写真であろうと、撮影時の試行錯誤は観察力を増強してくれますし、思いがけない出会いを経験することもあります。表現手段はただの媒体ではなく、非常にクリエイティブな側面を有しているのです。地図もその一つであり、地図の内に表現することで、地理を見つめる人間の思考プロセスを豊かにしてくれるのです。
 その地図の本質に迫るためには、まず最初に地図を分類することから始めなければなりません。色々な基準で分類することができ、例えば実測図と編集図といった具合に、作成法によって分類することも可能です。”

影の付け方

図形に影をつけてみましょう。平坦になりがちな地図の道に、影をつけて立体感を出す方法があります。影の色は、指定をしないとグレーです。が、色を変えたり、道と影の距離を細かく設定して、演出をすることができます。
まず、道を選んで、[図形描画]→[影付きスタイル]から、影のスタイルを選択します。このときに、影を細かく設定するのであれば、[影付きスタイル]のメニューから、[影の設定]を選択します。[影の設定]ツールバーが表示されたら、道からの距離や色を選びます。
影をつけるときに、道に固まれた島部があるときは、注意が必要です。それは島部のところを別の図形で重ねて描くと、外についてしまうのです。
それを避けるには、フリーフォームで縁どりを描くときに、島部の内側も一筆書きしてしまうといいでしょう。ただし道を交差させてはいけません。そうすると、交差した箇所が「塗りつぶしなし」になるのです。交差点の縁で一方の道を止め、見せたくない縁線の上に道と同じ色の図形を重ねておきましょう。
次に立体的な建物を描いてみます。[3-Dスタイル]を下敷きにして、立体地図を描いていきます。
屋上と壁を描くには[フリーフォーム]で床を描きます。床をコピーして、屋上に配置します。床のサイズハンドルを右クリックして[頂点の編集]で壁面の図形に加工をします。[頂点の編集]でコーナーを丸くします。屋上と壁面をつけて、グループ化します。[フリーフォーム]で図形を描いて、[3-Dスタイル]で立体化します。[3-Dスタイル]→[3-Dの設定]→[表面]→[ワイヤーフレーム]を選択します。[頂点の編集]で、立体を道やガイド線に合わせます。ワイヤーフレームを基準に、フリーフォームで見える面の壁を描きます。[頂点の編集]で接合する部分を調整しながら、壁を組み立てていきます。最後にグループ化します。

ワードを使いこなすコツ

ワード2002で、図形を描くときに使うツールボタン類を表示させておく設定方法を紹介しましょう。地図を描くときには、[図形描画]のツールバーの使いこなしが重要になります。ワード2002の起動時に表示される[作業ウインドウ]は閉じて、[文書画面]の表示領域を大きくして使いましょう。起動ごとに[作業ウインドウ]を閉じるのが面倒であれば、[起動時に表示する]のチェックは、はずしておきましょう。ワード2002で図形を描く場合、[図形描画]ツールバーを使います。しかし、ワード2002の初期状態では画面にこのツールバーは表示されていません。なので、最初にツールバーを常に表示させておくように設定を変えましょう。メニューから[表示]→[ツールバー]→[図形描画]を選択します。[図形描画]のツールバーが画面下に表示されます。このとき、[図形描画]のツールバーが独立したウインドウで表示されることがあります。気になるのであれば、ドラッグして画面の下に持っていくこともできます。図形を描くときは、グリッド線を画面に表示させるようにします。グリッド線を使えば、位置合わせやサイズ取りが楽になります。メニューから[表示]→[グリッド線]を選択します。画面にグリッド線が表示されます。グリッド線を消したいときは、再度、[表示]→[グリッド線]を選択します。グリッド線の間隔は、自由に設定することができます。地図の場合は、2mmの間隔が使いやすいと言われています。[図形描画]ツールバーから[図形の調整]→[グリッド]を選択します。[グリッドの設定]欄の[文字グリッド線の間隔]と[行グリッド線の間隔]に「2mm」と半角で入力をします。[グリッド線を表示する]にチェックを入れて、[文字グリッド線を表示する間隔]にもチェックを入れて、文字間隔、行間隔の欄の両方に「1」と入力します。その後で、[OK]をクリックします。ワードで図形を描くと、普通は図形の線や頂点がグリッドの位置に合うような設定になっています。グリッド線に関係なく図形を配置したいときには、グリッドへの吸着をオンしたりオフしたりして作業をしましょう。[図形描画]ツールバーから[図形の調整]→[グリッド]を選択します。[位置合わせ]欄の[描画オブジェクトをグリッド線に合わせる]のチェックをはずします。最後に[OK]をクリックします。また、グリッド線に合う設定でも、Altキーを押しながら移動させれば、微妙に位置を動かすことができます。